この記事では、DTM初心者の何から始めればいいかを解説します。DTMについて何も分からない初心者がやるべきことと、おすすめの機材の選び方についてまとめています。
こんな悩みや疑問を解決するよ!
- パソコンで曲を作りたいけど、何から始めたらいいの?
- DAWソフトの使い方がいまいち分からない
- もっと効率的に楽曲制作する方法はないの?
- 制作プロセスを誰かに相談したい
- 独学でDTMを始めてみたけど、知らない単語が続出して、曲作りが楽しくない
DTM初心者は何から始めればいい?
DTMやDAWという言葉は聞いたことあるし、パソコンで音楽が作れることも知っているけど、結局いまいち分からない・・・。DTM初心者がデビューするために必要な知識や情報、機材を紹介します。
DTMってなんだろう?
DTMとはDesk Top Music(デスクトップミュージック)の略で、パソコンやiPadを使ってゼロから楽曲を制作することができます。YoutubeやSNSでの投稿、スマホゲームのBGM・効果音など、DTMで作成された音楽は身近なところに溢れています。
DTMのすごいところは、楽器が演奏できなくても作曲ができること!
楽器ができる人は演奏しながら音を打ち込んでいくこともできるよ。
初心者がDTMを始める際には、以下のステップを踏むと良いでしょう。
必要な機材の選定
DTMで音楽を制作する場合、快適な環境や音質を得るために様々なアイテムが必要です。まずDTMを始めるために、最低限必要な機材を揃えましょう。
- パソコンやiPad
DTMにはそれなりの処理能力が必要です。どんな音楽を制作したいのか考え、それに適したスペックを持つパソコンやiPadを選びましょう。
- オーディオインターフェース
コンピュータと楽器やマイクをつなぐための機材です。音質の向上にも役立ちます。自分で歌やギターなどの楽器を録音したい方には必要なアイテムです。
- モニタースピーカーまたはヘッドホン
音楽を正確に聴くためには、良質な音響機器が必要です。またオーディオインターフェースを使用している時は、DAW上でパソコンの内臓スピーカーが使えず音が出ないため、スピーカーまたはヘッドホンが必要です。
機材を1つ1つ選ぶのは難しそう・・・。
オンラインスクールの講師やDTM仲間に相談してみましょう。初心者向けにDTMセットの販売もありますよ。
DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の選定
DAW(ダウ)とはDigital Audio Workstation(デジタルオーディオワークステーション)の略で、DTMの中心となるソフトウェアです。自分の作りたい音楽・音色を完成させるために必要な機能が備わっています。
Ableton Live、Logic Pro、FL Studio、Cubaseなど、様々なDAWがあります。初心者には使いやすさやサポート体制、価格などを考慮して選ぶと良いでしょう。
Windowsのみ対応、Macのみ対応、両方に対応の違いもあるので、しっかり確認してみて!
基本的な音楽理論の習得
音楽の知識がないまま「自由に曲をつくりたい!」と思い取り組み始めると、突き進めるにつれて思っていた音楽でなかったり、単調な流れになっていたりと大きな壁にぶつかります。
楽曲のアイディアを形にするためには、和音やリズム、曲を雰囲気を変える転調の楽曲構造をはじめ、音楽理論の知識が必要になります。
オンラインレッスンや書籍、YouTubeチャンネルなどを利用して自分の使える知識の幅を増やしていこう♪
実践と学習
初めは簡単な曲から作ってみると良いでしょう。DAWの使い方を学びながら、実際に音楽を制作してみましょう。インターネット上にはDTMに関するチュートリアルや解説動画が多くあります。それらを参考にしながらスキルを磨いていきましょう。
コミュニティへの参加
DTMに関するオンラインフォーラムやコミュニティに参加することで、他の制作者から技術やセンスを学んだり、フィードバックを得ることでスキルアップだけでなく、モチベーションアップにも繋がります。
DTMは機材やソフトウェアに多少の投資が必要ですが、基本からコツコツと学び、実践することでスキルを向上させることができます。
パソコン操作の知識・作詞・作曲・編曲・ミキシング・マスタリング以外にも、動画を作ろうと思っている方は、動画編集のスキル、CDを自力で作ろうと思っている方は、ジャケットデザインのスキルも必要になります。
各項目にそれぞれ専門家がいるほど技術や知識が必要ですが、1つの作品を1人で完結できる達成感があります。
機材の選び方のポイント
さて、必要な機材について基本を押さえたところで、具体的な選び方についてさらに詳しく解説します。初心者が最適な機材を選ぶためのポイントを押さえておきましょう。
パソコンやiPadの選び方
パソコンやiPadを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう:
- 性能:CPUやRAMのスペックが重要です。DAWソフトやプラグインの動作がスムーズであることが求められます。例えば、音楽制作には最低でも8GBのRAMが推奨され、可能であれば16GB以上を目指しましょう。
- 互換性:使用したいDAWソフトウェアがWindows、Mac、またはiPadに対応しているか確認します。
- ポータビリティ:移動しながら制作を行いたい場合は、軽量でバッテリー持ちの良いノートパソコンやiPadが便利です。
オーディオインターフェースの選び方
オーディオインターフェースは音質に直結する重要な機材です。選ぶ際のポイントは以下の通りです:
- 入力/出力数:録音したい楽器やマイクの数に応じて、必要な入力/出力数を選びましょう。例えば、ギターとボーカルを同時に録音する場合は、最低2つの入力が必要です。
- サンプリングレートとビット深度:高品質な録音を求めるなら、サンプリングレートが96kHz以上、ビット深度が24bit以上のものを選びましょう。
- 接続方法:USB、Thunderbolt、FireWireなど、使用するパソコンやiPadに対応した接続方法を確認してください。
モニタースピーカーまたはヘッドホンの選び方
音を正確に確認するためには、信頼できるモニタースピーカーまたはヘッドホンが必要です。
- 周波数特性:できるだけフラットな周波数特性を持つものを選びましょう。これにより、楽曲の全体的なバランスを正確に把握できます。
- 使用環境:夜間や集合住宅などで音量を気にする場合は、高品質なモニターヘッドホンを使用するのが良いでしょう。一方で、広い作業スペースを持っている場合は、モニタースピーカーが効果的です。
スキルアップのための実践とコミュニティ
スキルアップのためには卓上の実際に手を動かすことが重要です。実践とコミュニティを活用することで徐々に理想の音楽を作れるようになっていきます。
実践的な制作
最初の曲を作る際には、シンプルな構成から始めることをおすすめします。以下の手順で取り組むと良いでしょう:
- テンプレートの活用:DAWには様々なテンプレートが用意されている場合が多いです。これを活用することで、基本的な構成や音の配置を学ぶことができます。
- チュートリアルの参照:YouTubeやオンライン学習サイトにあるチュートリアルを参考にしながら、少しずつ曲を完成させていきましょう。
- 試行錯誤:実際に手を動かしながら、試行錯誤することが大切です。エフェクトの使い方やミキシングの技術は、経験を積むことで身につきます。
コミュニティへの参加
オンラインコミュニティやフォーラムに参加することで、他の制作者との交流が可能になります。具体的には以下のような利点があります:
- 技術の向上:他のユーザーからのフィードバックやアドバイスを受けることで、技術的なスキルを向上させることができます。
- モチベーションの維持:同じ目標を持つ仲間と交流することで、制作意欲を保ち続けることができます。
- 情報共有:新しいプラグインや機材の情報をいち早くキャッチすることができ、最新のトレンドを取り入れた制作が可能です。
DTMスクールで効率的に学ぶ
DTMの世界に足を踏み入れると、独学では難しいと感じることが多々あるでしょう。そんなとき、プロの指導を受けられるDTMスクールに通うことは非常に有効です。
初心者がスキルを効率よく身につけるためには、専門家から直接学ぶことが最短の近道です。
DTMスクールのメリット
- プロの指導が受けられる:経験豊富な講師から直接アドバイスを受けられるため、独学では見落としがちな細かい技術やコツを学べます。
- 体系的なカリキュラム:段階的にスキルを身につけられるカリキュラムが用意されており、初心者でも無理なくステップアップできます。
- 実践的な学習:実際のプロジェクトを通じて学ぶことで、即戦力となるスキルを身につけることができます。
- 仲間との交流:同じ目標を持つ仲間と出会い、切磋琢磨することでモチベーションを保ちやすくなります。
おすすめのDTMスクール
初心者に特におすすめのDTMスクールを10軒厳選しました。以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
DTMを始めるには、必要な機材を揃え、基本的な音楽理論を学び、実際に制作を進めることが重要です。独学での学習に限界を感じたら、プロの指導が受けられるDTMスクールに通うのも一つの方法です。
スクールでの学びを通じて、効率的にスキルを習得し、あなたの音楽制作の夢を叶えましょう。